ぴたテン7巻購入
この作品の存在自体は1巻が出たときから知っていた。アニメが始まってそれがきっかけで原作を読むまでは、デ・ジ・キャラットのキャラデザの人が描いたよくあるその手の漫画と思って、全く興味がわかなかった。しかし、昨年4月、GAZの後番組としてアニメが始まり、ふとしたきっかけで原作漫画を買って読んでみたらびっくり。なかなかいいではありませんか。
確かに、一部電波入っているキャラがいたり、コゲどんぼの絵には時々荒さが目立つ所があるのも事実だ。しかしながら、そのマイナス点を帳消しにするくらい、ストーリーには魅力を感じる。本作は性格の明るいキャラが多いが、ストーリーは暗い。本当に暗い。表面的には明るく振る舞うものの内面では苦しむキャラが多いだけに、よけいにストーリーの暗さが引き立つ。そして、ついに8巻では・・・。
アニメから入った人間が言うのもなんだが、誠に残念ながら、本作はアニメの出来があまりにもひどかったため、原作漫画の良さを知る人が少ない。アニメは放映時間が日曜午前中であったことを考慮してか、一転して明るいタッチで描かれた。また、原作コゲどんぼであり制作ブロッコリーである以上、声優とのタイアップや、フィギュアといったDVDの特典が重要視された。そして、見事に失敗した。自分もあまりのつまらなさに途中で見るのをやめたくらいである。よってアニメがどのような最終回を迎えたのかは知らない。
唯一、アニメで評価できるのが、キャスティング。メインキャラ二人が田村ゆかりと沢城みゆきであることからもわかるように、スポンサーの意向が強く反映されていることは否定できないけど、この二人以外には考えられない。特に、湖太郎を演じた沢城みゆきは男の子役もこなせるということには驚かされた。
原作漫画はもうすぐ最終回を迎え、単行本も次の8巻が最終巻となる。原作が完結した暁には、是非、あのアニメはなかったことにして、原作準拠で改めてアニメを作り直してほしい。監督は、「こどものおもちゃ」や「フルーツバスケット」など、この手の作品で実績のある大地丙太郎希望。
何はともあれ、アニメのせいで本作に対して悪いイメージしか持っていない人は、ぜひ原作漫画を読んでいただきたい。
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