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2009年3月

映画「ドラえもん 新・のび太の宇宙開拓史」感想

昨年の「のび太と緑の巨人伝」は完全オリジナルなのでスルーしたが、今年は「のび太の宇宙開拓史」リメイクという事で足を運んだ。

「のび太の宇宙開拓史」(以下'81年版とする)には大まかに分けて原作漫画とアニメ映画、さらに細かく分けると合計4種類のバージョンがある。

1.原作漫画(コロコロコミック連載版)(1980~1981)
2.原作漫画(てんとう虫コミックス版)(初版1984)
3.映画(劇場公開版)(1981)
4.映画(セルビデオ・レンタルビデオ・DVD版)(時期不明)

私が鑑賞したことがあるのは2.と4.である。てんコミ版が出たのはコロコロ連載時から約3年後の事で、連載版より21ページ加筆されている。ビデオ版は映画公開版とEDの入り方が異なっている
(参考:はなバルーンblogドラちゃんのおへや

鑑賞順序はてんコミ→映画だったが、てんコミ加筆の事実を知ったのはかなり後のことであったため、映画の終盤の展開には物足りなさを感じたのを思い出す。以上の事を踏まえて、「新・のび太の宇宙開拓史」(以下'09年版とする)の感想を述べる。
(以下、ネタバレ注意)

今回は事前の予告および公開後のブログ等の感想をなるべく目にしない事を心がけた。最低限、'81年版の再確認はしておきたかったのだが、てんコミは段ボールのどこか、VHSテープはデッキをテレビに接続していない事もあって、結局、再確認をせずに観に行った。それでも、もう何年も自分の目に触れていないにも関わらず、ストーリーを細かく思い出せたのは、いかに'81年版が印象に残った作品だったかと言うこともできる。

本作を鑑賞する際には、どうしても'81年版との比較になってしまい、単独での評価が難しくなってしまうのはやむを得なかった。そして、鑑賞後は、その思いが余計に強くなった。鑑賞直後の感想としては、'81年版のキャラ配置は絶妙だった事に改めて気づかされたという事である。'81年版におけるキーマンはブブだと思った。

カモランの息子・ブブはロップルの妹クレムに好意を抱いていたが、ある日突然スーパーマン(ドラえもん&のび太)が現れてからというものの、クレムの関心はのび太に移る一方で嫉妬する。ある日、陰でクレムがスーパーマンとイチャイチャしている所を見ていたブブはゴスとメスに捕らえられ、ギラーミンにスーパーマンがどこから来ているのかを話してしまう。その事が元になりロップルの宇宙船に爆弾が仕掛けられる。のび太とドラえもんがガルタイト鉱業に向かった後、しずかとジャイアン・スネ夫もガルタイト鉱業に向かうのだが、コーヤコーヤ星に来てもどこにあるのか分からず困る。そこを案内したのはブブであった。

こんな重要なキャラクターが'09年版は登場するだけの空気キャラになってしまった。代わりに登場したオリジナルキャラ・モリーナのなんと印象の悪いキャラクターであることか。前半であんなに嫌っていたコーヤコーヤの人達を誤解していた理由が判明し心を入れ替えるまでの描写が弱すぎた。そして、最後に登場する生きていた父親。強引に入るのび太の「ここにももう一つの宇宙開拓史があったんだ」の余計な台詞。この余計なオリジナルキャラクターのせいで映画全体のバランスが崩れている。おかげでロップルが父の形見のショックガンを渡すシーンが弱くなってしまったし、カモラン・ブブどころかクレム、そしてロップルまで空気化していたような気がする。

また、改変された箇所の大半が不満点になった。

ドラのびがコーヤコーヤ星を初めて訪れた際に洪水に巻き込まれるが、その後に地中から家が地面に浮上してくる。'81年版では二度目に訪れた際に家が増えている事が描写されていたと記憶しているが、'09年版はいきなり何故かコーヤコーヤ星の大都会が描写されて違和感ありまくり。公開前に「オトナファミ」を読んで'09年版にトカイトカイ星が登場しない事を知ったときから嫌な予感はしていた。そもそも"トカイトカイ星"があって"コーヤコーヤ星"があるわけで、また、この何とも言えない語感が良かったのだ。

'81年版ではロップルの宇宙船とのび太の部屋の畳が離れかけた原因の一つとして、爆弾が連想されていた。しかし、'09年版は爆弾が仕掛けられるより前に空間が離れかけてしまう。一人でガルタイト鉱業に向かったロップルをドラのびが助けに行く際に'81年版にあった「すぐ行って帰ってくれば大丈夫」という台詞が無くなってしまった。

'09年版はドラミも登場するが、こちらも意味が無く空気キャラになっている。コーヤコーヤ星の事が何故ドラミにばれたら駄目なのか動機が弱すぎた。

'81年版の映画には無かったのび太とギラーミンとの対決シーンが今回は描かれたが、ギラーミンを倒したはずなのにあっさり復活してしまうのは拍子抜けであった。死んだ事を思わせる描写を避けたのであろうか。コア破壊装置から救われた原因がタイムふろしきでなくなっていたしね。'81年版原作漫画における、ドラえもんのポケットから間違って取り出されていたタイムふろしきがいつの間にか風で飛ばされコア破壊装置に被さっていた展開が一番好きだ。

あと、映画全体的に流れるテンポの悪さが気になった。緊迫感がちっとも伝わってこないのは何故だろう。'81年版からあまり改変されていないシーンも多いのだが、どうにも間の取り方が悪い。'81年版より強調された雪の花の使い方もあまり上手いとは言えない。私は「ワープ」という単語を'81年版を見て知ったのだが、今回の映画を見てきちんと意味を理解できた子供はどれくらいいるだろう。

最後に、毎回触れられずにはいられないことだが、藤子F氏没後待っていたように始まってしまった本職以外のキャストを起用する流れを断ち切ることは今回もできなかった。ロップル(CV:櫻井智)とチャミー(CV:佐久間レイ)に芸能人が起用されなかったのがせめてもの救いか。

ところで、エンディングを見てある事に驚愕。

モリーナ(10歳):堀江由衣

ほっちゃーん! ほ、ほーっ、ホアアーッ!! ホアーッ!!

登場シーンがわずかだった為か、ダメ音感では気づかなかった。どうせなら全部由子にやらせれば良かったのに。こういう役は珍しいだけになおさら思ってしまう。調べてみたらドラ映画に出るのは2度目で「太陽王伝説」にもちょい役で出ていたようだがどんな映画だったか全く思い出せねーや。

そろそろ締めに入ろう。映画鑑賞中、のび太とギラーミンの対決するシーンで近くにいた幼女が「のび太頑張れー」と小声で言っていた。一方で、前半で明らかに制作側が笑いを求めている箇所において観客の子供達から全く笑い声が聞かれなかったのは気になる。'81年版を知らずにこの映画だけで見て楽しめたのであれば一時的には良いのかもしれないがそれでは寂しい。

この映画で思うのは、'81年版がストーリーのみならず世界観、人物設定でいかにバランスが取れていたのかという事に気づかされ、そこをむやみに弄ってしまうとバランスが崩れてしまう事の難しさであった。もし、81年版を未見の人が本作を見て不自然な箇所を感じたのであれば、それは'09年版における改編・追加シーンであろう。


個人的な主観での比較(コロコロ初出時の原作は未見のため除外)
原作漫画(てんコミ版)>>映画('81年版)>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>映画('09年版)

あの日から1日が経って

14日21:15からNHK総合で放送された「ドキュメントにっぽんの現場 寝台特急ラストラン~人生を運び続けた半世紀~」を家族で鑑賞する。父も母も学生時代に三段寝台は経験済でそれは狭かったとの事。母が大学時代に教授の付き添いで乗った寝台車は中央通路で寝台が線路方向にあったらしい。おそらくA寝台であろう。20系なのか10系なのかは分からないけど。番組を見て感極まった母は「こういう列車は残してほしかった」と感想を述べるも、「じゃあ結婚してから一度でも帰省にブルートレインを使ったか?もっと使っていれば無くならなかったんだ」とツっこんでしまった。前に書いたように、我が家の人間が帰省する際の手段は一に航空機、二に新幹線。夜行列車は選択肢にすらなっていなかった。二段寝台の24系25形が登場したのは1974年。その時点で、ブルートレインの先行きは見えていたのかもしれない。

それは置いておくとして、20系の狭い三段寝台に一度は乗ってみたかった。少なくとも1994年頃までは20系は臨時急行玄海として首都圏から博多まで走っていたのだ。乗車のチャンスは残されていた。積極的に乗り鉄をするようになったのはここ最近の事で、その頃には20系は既に無かった。

三段寝台自体は電車急行ではあるが大阪-新潟間の急行きたぐにでまだ乗れるし、JR東日本も臨時列車用に583系をまだ残している。乗車難易度でいうと、圧倒的に前者が低いが、ちょっと厳しい。

東京からブルートレインは消えたが、夜行寝台電車はまだ残っている。サンライズ瀬戸・出雲も先行きは決して明るいものではないので、できるだけ早い内に乗っておこうと思ったのであった。

番組自体の出来は非常に素晴らしく、最終上り列車のさよなら放送をオンエアしてくれたのは涙腺がゆるんだ。番組中で洗面所が故障して水が止まらなく場面があったが、あの洗面所は原型タイプであったのが目についた。製造後30年が経過し、更新工事も行われていない車体の老朽化が深刻であることを伺わせた。


ところで、富士・はやぶさ廃止報道を見てみると、「一斉にフラッシュがたかれ」という表現が目に付いた。最終列車出発直前の東京駅で係員が繰り返し注意喚起をしていたように、列車に向けてフラッシュを焚くのはマナー違反であるのは、鉄道ファンの間では常識となっていると思う。運転士の目くらましになってしまうからである。しかし、一般人の間ではその意識は残念ながら低いと言わざるを得ない。だからこそ、マスコミが先頭になって注意喚起をすべきであるはずなのだが、言葉狩りには厳しいくせに、そういう所は甘いのは腑に落ちない。

さらば東京駅発ブルートレイン

というわけで歴史の1ページが閉じられる瞬間をこの目で見るべく、東京駅に出向いた。

最終の富士・はやぶさ9001レ・9041レを東京から下関まで牽引するのはEF66 53号機。昨年9月、最初で最後の東海道ブルトレ乗車をした際にもお世話になった機関車である。そして富士の8号車には、その際に自分が乗車したオロネ15-3001が連結されていた。乗車した時は塗装が所々剥がれおち、哀れな姿であった。しかし、今日見た時は剥がれ落ちた箇所は塗り直され、ピカピカの状態だった。なんと今年の1月に全検を受けたようで、残りわずかの運転であるにも関わらず全検を通したJR九州にも感謝したい。

個人的な想いを述べておくと、引退は寂しいのは確かだが、一方で、こんな列車がよくぞ今まで走り続けていたと思うのも正直な感想なのは確かだ。両親の実家が福岡であるにも関わらず、この30年間で東海道ブルートレインを利用して帰省した回数はなんと0回。父親が若かりし頃は上京に夜行列車を使ったらしいのだが、結婚後は一回も使うことはなかった。だからこそ、廃止が内定していた昨年の内に、個人旅行ではあるが、最初で最後の旅として思い切って乗っておいたのは正解だったし、なぜ廃止になるのかも実際に乗ってみて実感できた。

国鉄運賃の度重なる値上げに分割民営化、格安航空会社の参入から始まった航空運賃の値下げ。速度どころか、いつの間にか料金面においても寝台特急は一番不利な移動手段になってしまった。北海道方面への寝台特急は、遅くても高くてもお金では買えない楽しさがまだ残っているかもしれないが、九州行き寝台特急はロビーカーも食堂車も消え、シャワールームもなく、洗面所も原型の車両が多かった。割引切符も九州発の往復切符は存在しても、その逆は無かった。国鉄分割民営化で九州ブルトレはJR4社を跨いで走ることになったが、弊害を悪い形で受けてしまったのが、この九州ブルトレであったような気がする。

でも、ここまで廃止されずに残してきたのであれば、どうせなら、せめて、九州新幹線が全通する2011年までは走り続けてほしかったとの思いも否定できなかったのも事実である。そして、新大阪発鹿児島中央行き新幹線に「はやぶさ」の名を冠してほしかった。残念ながら、どちらも叶うことはなかった。

新幹線0系引退から約3ヶ月。また一つ、国鉄が消えた。

小学館、藤子・F・不二雄大全集発刊を発表

ドラえもんの次にQちゃんとOちゃんが飛んでくる公式サイトは良いな。

「みんな、やってくる。」

この言葉を信じて。

「ジャングル黒べえ」もドラえもんの短編「ターザンパンツ」も含まれていて、現在刊行されている単行本の改竄箇所が元に戻っていたら、何も言うことは無い。

ただ、藤子・F・不二雄氏が描いた作品を、ありのままに読者が読める状態で出版してほしい。今はそれだけである。

藤子・F・不二雄大全集の名称から分かることは、「新オバケのQ太郎」が含まれていても、「オバケのQ太郎」は含まれていない事に繋がるのだが、とりあえず、出版される事は喜ぼうと思う。

「海の王子」「オバケのQ太郎」等、初期の合作作品も刊行予定との事です。お詫びして訂正いたします。
歓喜!

一方で、藤子不二雄Aランドは徐々に入手困難になりつつあるようだから、気づいたときにはもう遅かったなんて事にならないように、お早めに・・・。

追記
気づいたら署名運動から約10年、Aランド出版から約7年も経過していた。当時、活発に更新されていたサイトの多くが更新停止またはサイト自体の廃止となってしまったのは残念であるが、これらのサイトの存在は藤子漫画の魅力を一人でも多くの訪問者に知らせることが出来たと信じている。

Xデーまで10日を切った東京駅

東京発ブルートレインが姿を消すまでいよいよ10日を切った。東京駅10番線をはじめとしてコンコースにもポスターが貼られており、やはり一大事なのだとあらためて感じた。


大分・熊本方面表記もまもなく見納め


18時03分発 富士・はやぶさ号 大分・熊本


この位置に止まる寝台列車は既に「はやぶさ」だけ


駅のホームで見かけた便乗商法その1


駅のホームで見かけた便乗商法その2


駅のホームで見かけた便乗商法その3


という事で思わず買ってみた


富士とはやぶさ


お品書き
◆ベッタラ漬け
◆シューマイ
◆抹茶わらび餅
◆味噌カツ
◆豆腐と海草の揚げ煮
◆たこ焼き
◆有頭海老海老素揚
◆高菜炒め
◆からし蓮根
◆椎茸煮
◆玉子焼
◆菜の花お浸し
◆人参煮
◆富士・はやぶさご飯(黒米、カニフレーク、はやぶさ形人参)
※お品書きにある駅名とお料理は、産地表示を表すものではありません

まあ、発売はNREだし、仕方ない。

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