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ツバサ・クロニクル 第1話『必然のデアイ』

 はっきり言って、NHKで夕方のこの時間に放送するような作品じゃないと思った。完全に深夜アニメ向けの企画である。放送局がNHKになったのはカードキャプターさくらがNHKで放送されていたからだろう。しかも、この枠は前週まではカードキャプターさくらが再放送されていた。キャラクター名や外見は同じでも実態は全く違う。そのややこしさをどれくらいの子供が理解できるのだろうか。

 最後に登場した壱原侑子とそばにいた眼鏡少年、四月一日君尋は、XXXHolicという別の作品のキャラである。ツバサの難点は、本作だけで完結しておらず、CLAMPの別の作品であるXXXHolicとリンクしていることだろう。週刊少年マガジンで小狼視点のツバサを、ヤングマガジンで侑子視点のXXXHolicを連載し、両作品は、時々リンクする。この試みを始めたときには驚いたものだった。当時の自分の日記を読み返すと「どこまでもついて行きます」なんて痛いことを書いている。しかし、CLAMPのこの試みは、やはり無理があったようだ。自分は購入した漫画を古本屋または新古書店に売ることはあまりしないのだが、ツバサとXXXHolicはあまりのつまらなさに売ってしまった。盛り上がったのは第1話だけで、次の阪神共和国の時点でかなりテンションは下がっていた。今では、購入してしまったこと自体後悔している。最近は立ち読みで読む事すらスルーするようになってしまったので、ストーリーがどうなっているのかわからないのだが、評判を見る限り、盛り返してはいないようだ。XXXHolicの方は映画化が決定しているが。ツバサ・クロニクルとリンクさせるのだろうか。映画化するくらいなら、例えば、30分枠でツバサとXXXHolicを15分ずつ放映する形態の方がいいような気がする。加えて、最近、CLAMPは小学館のサンデーGXでも新連載を始めた。連載を抱えすぎているとも取れる状態で本当に大丈夫なのだろうか。

 声に関しても、カードキャプターさくらで同名キャラクターを当てた声優とは別人が演じている。声優ではなく未経験者にしたのは、NHKのアニメプロデューサの意向が絡んでいる可能性が高いが、結果的には正解だと思われる。サクラの声を丹下桜以外の声優が当てることになったら、外野席がどうなるか想像するだけでも怖い。しかし、年齢に関係なく大多数の視聴者はカードキャプターさくらに登場する同じ名前のキャラクターを重ね合わせるものと思われる。

 本編について述べると、第1話の展開は原作漫画とほぼ同じであった。放送枠がNHKの夕方枠だからと言って躊躇するわけでもなく、お子様には辛いかもしれない長い説明セリフにカードキャプターさくらより複雑な設定、そして、肝心の難癖のあるストーリー、今後については残念ながら期待できない。ただし、唯一、梶浦由記の音楽については別である。

 梶浦サウンドの良さは、やはり、真下耕一と組んだときに最大限の威力を発揮する。真下監督は梶浦本人が作曲する際に想定していなかった使い方をしてくる。舞-HiMEでは監督が真下耕一ではないためか、今ひとつ梶浦サウンドを使い切れていないと感じることがあったが、ツバサ・クロニクルは第1話から梶浦節大全快だった。圧倒的なのは後半。16分10秒付近からかかり始めた曲はBパートが終わるまで6分20秒にわたって流れ続けた。一つのBGMを6分以上かけ続ける監督なんて真下耕一以外にあまり聞かない。もうこの曲を聴いただけで、サントラ購入は決定したようなものだ。

 梶浦由記を知ったのは2001年に放映されたNOIRの第2話である。当時は梶浦由記については全く知らず、アニメ誌に書かれたあらすじを見て、これは面白そうだと思って録画して見たのだが、戦闘シーンでかかり始めた独特の曲、サントラで「salva nos」とタイトルが付けられていたその曲を初めて聴いたときは、体に電撃が走るのを感じた。NOIRという作品自体、セリフを最小限にして、音楽で主張するような作品だった。普段、サントラCDを購入する事はあまりないのだが、NOIRのサントラは発売と同時に買った。案の定、NOIRのサントラは発売されるやいなや売り切れ店続出となり、初回版はネットオークションで定価以上の高値が付いたのを思い出す。何語にも属さない梶浦由記の造語。歌ではなくて、あくまでBGMなのだ。翌年の.hack//SIGNは諸事情により途中で視聴をやめたのだが、2004年のMADLAXは見た。NOIRにしろ、MADLAXにしろ、ストーリーの観点から見れば特別優れてるとは言い難くても、梶浦サウンドを堪能できる作品としては最高だった。

 ツバサ・クロニクルについては、原作があまりにも問題ありなので、アニメのストーリーには期待できないし、アニメ本編のつまらなさをBGMで補完することはできないだろう。でも、梶浦サウンド目的でしばらくは見てみようかと思う。

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