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迷作?怪作?ぴちぴちピッチを総括する

1年9ヶ月にわたって続いたマーメイドメロディぴちぴちピッチが、今朝ついに最終回を迎えた。戦いの決着は先週の時点で既についているので、今週の最終回は余韻に浸る話であったが、先週も、今週も、いかにもピッチらしい展開であった。

はじめに、「なぜこの作品にハマってしまったのか」から書いてみる。まず、本作は人に薦められるか。・・・とてもじゃないけど、薦められません。相当視聴者を選ぶ番組である。個人的に、声優未経験者をいきなり起用した番組は嫌いな部類に属する。そのせいか、最近の宮崎アニメやジブリ作品は見る気すら起きない。だが、ぴちぴちピッチはどうか。1年目は、作画も内容もボロボロ、メイン声優にはド素人を起用。歌がメインの作品なのに歌唱力は・・・。2年目があったのが今でも不思議でたまらない。さすがに2年目に突入すると、上手くなってきたけど、専門職にはかなわない。しかし、この作品が大好きである。それはなぜなのだろう。

ぴちぴちピッチの前番組は東京ミュウミュウである。この番組は制作側はセーラームーン並みのヒットを狙っていたように見えるが、あまり当たらず、漫画では続編が描かれたもののアニメには2年目がなく、1年間の放映で終了した。東京ミュウミュウは初期の数回を見たのみで切ってしまったが、最終回だけは見たのだ。最終回は新たな敵が現れて「さぁ私たちの戦いはまだまだ続くわよ」みたいな後味の悪い終わり方。とどめを刺すように、最終回のEDでニュース速報のテロップまで入ってしまった。そして、新番組の予告が流れる。それがこの怪作との出会いであった。

当時の日記より。

●2003/04/13 Sun  おすすめアニメの反対2003春

でじこは掲示板に書いたので割愛するが、他にネタで見た番組があるので紹介しておこう。

「マーメイドメロディぴちぴちピッチ♪」

流行ったんだか流行ってないんだか今ひとつ不明な東京ミュウミュウの後番組。なぜこんな番組を見たのかというと、ミュウミュウ最終回後に流れた新番組予告の主人公役の人のあまりにもやる気のない演技が目に付いたから。で、見てみたわけだが、想像以上であった。第一期GA第1話の新谷良子の方が断然マシである。さらにタイトルもストーリーもアレだし。公式ページのものがたりをみてもらうとわかるが、

海斗にほのかな恋心を抱くるちあは、真珠の力で変身し、マイクを片手に歌って踊って水妖たちをやっつける!

どのような歌が流れたかはご想像にお任せします。・・・たとえるなら2000年の巨人東京ドーム開幕戦における中居正広の君が代、そして我らがジャイアン!重要なのは、この番組は毎週放送される番組であり、毎週あの歌も流れるということだ。マクロスの飯島真理は演技がアレでも歌唱力は抜群だったからな。ああ恐ろしや。


当時の日記では、散々叩いている。第1回を見た直後の感想は、なんじゃこりゃ、とにかくド素人。居候先のお風呂でるちあが入浴中に発したセリフ、「ぐるぐるあわあわ~」はもはや伝説であろう。中田あすみにもよほど印象深かったのか、hm3 Special 2005年1月号のインタビューで、「どういう風に言えばいいのかわからなくてとっさに出た」と答えている。また、中田あすみは滑舌が悪く、「ひどーい」→「ひのーい」、「よーし、ぴちぴちボイスでライブスタート!」→「ひょぉーっし!びちびちほいすでらいぶふたーと!」、「ラブシャワー、ピッチ!」→「らむしゃわーぴーち!」と言ってるようにしか聞こえなかった。第1話の印象が最悪だったおかげで、いつの間にか見なくなっていた。ラスト数分だけ時々はチェックしていたけど、振り返ってみれば、当時は、まだ土曜朝に放映されていたミルモでポンの前座で見ていたのであろう。かれんがデスソングを初披露した回は見ていたと思うが、歌だけの回とか、苦しんでいるるちあを助けに行くるちあのようなバンクミスの回などは見ていなかった。

そんなわけで、無印の3クール目中盤まではまともに見ていなかった。ビデオは時々録る事があったけど録ったきり見返す事はなかった。それなのに、なぜ毎週見るようになってしまったかと言えば、2003年12月13日の放送事故がきっかけだった。放送事故をきっかけに、毎週見るようになってしまったのも変な話である。年も明けて1年目クライマックスが近づいた2004年2月21日には再び放送事故を起こした。普通の番組であれば、放送事故が起きたら、ほとんどの視聴者は激怒する。特に、熱心な視聴者の多いアニメ番組の場合は、怒り具合が通常の番組より増してヒートアップする。ところが、ぴちぴちピッチの場合は、放送事故が起きた直後、ほとんどの視聴者は大喜びした。逆に放送事故に遭遇しなかった放送局からは放送事故版を放送しろとの声が出る始末・・・。ここまで駄目っぷりが続くと、もはや、一種の快楽に変わってくる。もはや麻薬と大差はないな。無印については、今年の夏にレンタルで補完したが、レンタル版は作画のリテイクが行われており、もちろん放送事故話も正常通り収録されている。ぴちぴちピッチの真髄はリアルタイム視聴にあるという図式が成り立ってしまったために、いささか物足りなかった。

本格的にハマったのが2年目以降なので、2年目の方が語ることが多くなってしまう。2年目開始後、しばらくは、無印の時とはうってかわって、比較的まともにストーリーが進行した。だが、1年目にあった独特の雰囲気というか、いわゆるピッチ成分が減少した。まともに進行させたら、ただのつまらない番組になってしまう事を示してくれた。それでも、通算54話目における、マーメイドプリンセス達がたった一晩でハワイまで泳いだりと言うようなトンデモ描写は健在であった。DVD-BOXのブックレットにおいて、この演出は確信犯であることが監督の口から語られたのには衝撃だった。2クール目に入る頃になると、スタッフも開き直ったのか、通算68話「夏休みだヨ!全員集合」でついにおかしくなる。通算70話「星の迷宮(ラビリンス)」では、無印では描かれなかったヒッポとユーリ恋話の完結編が描かれた。無印最終回で消滅したダークラバーズが復活。そして、お別れ。この回の完成度は普段のこの番組からは想像できないほど高かった。もちろんピッチ成分も。

7月17日。幕張メッセで開催されたKフェスのピッチイベントに行き、ついに生マメプリのライブを見る。あまりにも良かったので、翌日も出かけてしまった。10月23日。エンタマで再び生マメプリライブを見に行ってしまった

敵キャラの性格が徐々に壊れていくのも本作の特徴であると思う。1年目のダークラバーズ然り。1年目では散々マメプリ達を苦しめてきたレズ姉妹、ブラックビューティーシスターズ(BBS)は2年目になって徐々に壊れていく。第70話「星の迷宮(ラビリンス)」において、マメプリ達の歌を聴いたミミは、苦しさのあまり混乱して、ついに語尾に「なのら」と言ってしまった。語尾に「なのら」が付くキャラと言えば、ミミ役の下屋則子がミルモでポンで演じているハンゾーである。第75話「心の奥のこころ」では、新曲を歌ったマメプリ達に対して、「私たち持ち歌2曲しかないのよ」発言。ピュアも後半になってくると、玩具を売る使命も終わったせいか、さらに番組の暴走は激しさを増す。松浦亜弥をモデルにした敵の新キャラ・あららは、あややっぽいアイドルソングを歌うのだが、歌唱力がブっ飛んでいた。敵キャラの歌唱力が上という図式が見事に崩れさった。第79話「決裂の姉妹」は完全に敵キャラ視点の話。第81話「みつかいたちのゆううつ」も敵キャラ視点の話。しかも、この回はバンクシーンを多用した使い回しの回だったのだが、そんなことは全然気にならなかった。この話では、ついに主人公の るちあ はとんでもないセリフを吐く。「鱗剥がして3枚おろしたろか!」もはや、完全にマメプリ達が悪として描かれていた。玩具を売るアニメにおいて、敵キャラ視点で描かれるなんて通常では絶対に考えられなかった。

最終回が近づきつつあるにもかかわらず、本編そっちのけの話がやけに多かった。恋愛関係が徐々に丸く収まっていく中で、最終回の一回前で決着が付けられたが、いかにもピッチらしい、終わり方だった。それまでの回を考慮すると、矛盾だらけの脚本に、1ヶ月くらいじっくり時間をかけて描かれても良さそうな展開を強引に1週間でやってしまったりとか。

そして、最終回、第90話で赤ん坊として生まれ変わった みかる がわずか1ヶ月で3歳くらいまで成長したり、消滅したはずの味方キャラや敵キャラが次々に復活して、なぜか合同ライブに喜劇。この番組を飾るにふさわしい終わり方だった。

スタッフの皆様、キャストの皆様、本当にお疲れ様でした。そして、ありがとうございました。この類の作品は、2度と現れないと思う。


・ぴちぴちピッチをさらに楽しむためのサイト
ぴちぴちピッチ大辞典 大ぴ林
ぬちあ語変換スクリプト
ドイツ人が運営するファンサイト

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